平田憲聖が通算9アンダーで暫定首位浮上 「ミスなく18ホールプレーできた」


第2ラウンドで63をマークし、単独首位に浮上した平田憲聖(カメラ・富張 萌黄)

第2ラウンドで63をマークし、単独首位に浮上した平田憲聖(カメラ・富張 萌黄)

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 第3日(31日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 順延になっていた第2ラウンドが再開しされたが、サスペンデッドとなった。

首位と5打差の3位から出た平田憲聖(エレコム)は午前中にプレーを終え、7バーディー、ボギーなしの63をマーク。通算9アンダーとし、暫定首位に浮上した。「すごい良いラウンドができた。ティーショットも安定してましたし、パッティングもあまりミスなく18ホールプレーできたので、その辺が良いスコアにつながった」とうなずいた。

 11番で第2打を1・5メートルにつけ、バーディーラッシュがスタートした。第1ラウンドでは最も難易度が高かった12番ではピン奥2・5メートルを沈めて連続でスコアを伸ばした。その後もピンに絡むアイアンショットなどで、大きなミスなくスコアメイク。上がり2ホールは「8番はバーディーマストじゃないと抜け出せない。9番はボギーは打ちたくない」という思いでプレー。最後は5メートルをねじ込んでガッツポーズを作った。

 前日はスタート直前で雨が強まり、サスペンデッドに。この日はスタートホールの10番のティーショットからプレーすることとなり、「ティーグラウンドからスタートするのと、途中からスタートするのはちょっと感覚的に違う」と運も味方につけた。今季予選落ちなしの秘けつに「しっかり栄養あるもの食べたり、休息とかしっかりとるように。コースにいる時間長くしないようにはしている」と話す平田。30日のサスペンデッド決定後はすぐにホテルに戻り仮眠をとり、休養に充てた。

 台風10号の影響で、今大会は3日連続のサスペンデッドに。最終日も雨天予報となっている。最終ラウンド中止の可能性もあるが、「やれると思ってしっかり今日は準備したい」と残り18ホールへ向け、気を引き締めた。

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