松山英樹 世界ランク1位S・シェフラーに1アップで勝利 「絶対勝ってやるという気持ちでやっていた」


 男子ゴルフで米国選抜と世界選抜(欧州を除く)が争う団体対抗戦、プレジデンツ・カップ最終日は29日、カナダ・モントリオールのロイヤルモントリオールGCでシングルス12試合が行われ、松山英樹(LEXUS)は世界ランク1位でパリ五輪金メダルのスコッティ・シェフラーに1アップで勝った。

 シングルスは米国選抜が6勝3分け3敗で通算18・5ポイント―11・5ポイントとし、10大会連続制覇となった。通算成績は米国選抜の13勝1分け1敗。松山は今大会、ペアでのプレーを含めて2勝3敗だった。

 1番ではシェフラーがバンカーから直接カップインさせ、リードを奪う。7番パー3で松山がピン右1メートルにつけてタイに戻した。松山は8番で第2打を50センチにピタリとつけてリードしたが、9番で返しのパーパットを外してしまい、同点で折り返した。

 11番で2メートルのチャンスを決めて1アップとした。12番パー5ではシェフラーが2オンからバーディーを奪い、同点に。13番でリードを許す展開となる。松山は14番で4メートルのバーディーパットを沈め、同点に持ち込む。15番で第2打をベタピンにつけて1アップ。その後16番でタイに戻されたが、17番パー3で第1打を1・5メートルにつけ、対するシェフラーがパーパットを決めきれずリードして最終ホールへ。18番で1メートルのパーパットを沈め、激戦を制した。

 松山はラウンド後、「スタートのティーショットをうまく打てた時に、いけるかなという感じはあった。2番でバーディー取られても入れ返すことができたので、我慢していればチャンスはあるかなと思っていた。ショットに関しては今日は、いつぶりかなというくらい良かった。パッティングは良いところも悪いところもあって、16番のミスパットとか結果的に苦しい感じになった。今週、3敗しているのは全て僕のせいで、パートナーに迷惑かけていたので、この一つ勝ちを得ることができて良かったと思う。昨日終わった時点では、ゴルフやめたいくらいすごい嫌な気持ちになっていたが、切り替えて、今日スタートする時にはもう絶対勝ってやるという気持ちでやっていた。(最後のパット)五輪の時も手震えていたけど、あのパットも震えていた」と戦いを振り返った。

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