
新たな名物ホールとなった15番パー3。第3日は手前から9ヤード、左端から3ヤードの位置にピンが設定された(茨城・茨城GCで)∥運動第二部・竹内達朗撮影
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(9日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
今大会の大きな見所は、ツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3。第3日は、グリーン手前から9ヤード、左端から3ヤード(実測値93ヤード)のやや難しい位置に設定された。
今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれている。アマチュアのように直接の池ポチャは、プロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険がある。
この日のピン位置は左手前。通算1勝で、昨季のメルセデスポイントランク22勝の実力者、佐藤心結(みゆ、ニトリ)の第1打はグリーン左手前に着弾した後、バックスピンと傾斜によって池に転がり落ちた。今季2勝と好調の髙橋彩華(サーフビバレッジ)も痛恨の池ポチャとなった。
赤杭(くい)の場合、ボールが落ちた地点からピンに近づかない地点で2クラブ長以内から第3打を打てるが、今大会の15番の池は黄色杭のため、打ち直しの第3打は、ティーエリアが最善策。池に落とした場合、ボギーでしのぐことは難しく、ダブルボギー以上を覚悟しなければならない。
佐藤心結は打ち直しの第3打はピン右4メートルに乗せたが、ボギーパットは惜しくも入らず、ダブルボギーをたたいた。髙橋は打ち直しの第3打をピン右2メートルにつけ、第4打をねじ込み、ナイスボギーと踏ん張った。
第1日のピンポジションは手前から6ヤードの難しい位置(実測値は91ヤード)に設定され、池ポチャが連発。7人が池にボールを落とした。平均スコアはパーを超える3・1833(難度は18ホール中13番目)となった。
第2日のピンポジションは手前から18ヤード、奥から10ヤード(実測102ヤード)。2段グリーンの上に設定されたため、易しいホールとなり、平均スコアはパーを下回る2・9244(難度は18ホール中16番目)となった。
第3日は10番スタートの30人が15番を終えた時点で、バーディーは神谷そら(郵船ロジスティクス)だけ。パー26人、ボギー2人、ダブルボギー1人で、平均スコアは3・1000。吹き荒れる強風が選手を苦しめ、パーはセーブしやすいが、バーディーは難しい状況となっている。
日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当は「ウェッジの短いクラブで、スピンコントロールの技術が求められます」と解説する。最終日は、さらに難しいピン位置に設定されることが予想される。優勝の行方を左右する勝負ホールとなる。

