大西魁斗、米ツアー昇格決定に喜び 「両親にもツアーカードを見せられてホッとしている」


米ツアーカードを手にした大西魁斗(PGA TOUR提供)

米ツアーカードを手にした大西魁斗(PGA TOUR提供)

 来季米ツアー昇格が決定した大西魁斗(ZOZO)が帰国した。ツアーカードを手にし「両親にもツアーカードを見せられてホッとしている」と現在の心境を語った。前週行われた米下部ツアー最終戦で13位に入り、年間のポイントランキング25位で昇格を決めた。試合後に両親に電話し、「ライブスコアを見てくれて、喜んでくれて涙が出た」と明かした。

 最終戦前のポイントランクは28位。「ショットの精度が重要で、自分がどう通用するかわからなかった。不安な感じで入ったが、自分がやってきたことを信じた」。最終日の後半には1つのミスが大きく響くことに、緊張感を持っていたという。それでも、最後まで集中し、自身のゴルフをしたことに「成長した」と胸を張った。

 9歳のときに米国留学を行った。その際、日米13勝の丸山茂樹と出会ったという。「初めてラウンドさせていただいたときに別格というか、すごいという印象だった。その時から目標はPGAツアーだった。同じ舞台でやれることは誇りに思う」と憧れの先輩の背中を追い、米ツアーを目指していたという。シーズン中も定期的に連絡を取り、昇格の報告をしたときは涙を流した。

 ZOZOチャンピオンシップ(24日~27日、千葉)に出場する。「まずは体を休憩させてトレーニングを再開して、いい状態で所属試合に向かいたい」とホストプロとして意気込みを語った。憧れの米ツアーに臨む来季へ向けては「スタートダッシュから上位を目指してやっていきたい。再来年(25年)のシードも決めてPGAの大きな試合も出られるようなポジションを目指したい」と力強く語った。

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