平田憲聖は16位に浮上 終盤は「トラブル続き」もパーセーブ トッププロとラウンドに「たくさん勉強」


1番で第2打を放つ平田憲聖。通算5アンダーの16位(カメラ・今西 淳)

1番で第2打を放つ平田憲聖。通算5アンダーの16位(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 第2日(25日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 35位から出た日本ツアー賞金ランク1位の平田憲聖(エレコム)は6バーディー、2ボギーの66で回り、通算5アンダーの16位に浮上した。1アンダーの滑り出しとなった24日から「入ってほしいパットが入ってくれた」とグリーン上が好調だったと振り返った。

 前半はイーブンパーと耐える展開に。一転して後半は10番で2メートルのバーディーパットを決め、流れに乗った。15、16番を連続で伸ばすなど4バーディーを奪取した。だが、終盤は「トラブル続き」でピンチの連続に。17番は左ラフからの第2打がグリーン右奥の林へ。パーパットは6メートルを残したが、ねじ込み右手を挙げて声援に応えた。続く最終18番パー5ではティーショットが右林に。「スライスかけて出そうとした」2打目はほかの木に当たり、左の林に入った。3打目はグリーンが狙えず、左に隣接する9番のフェアウェーへ出した。残り90ヤードの第4打を58度ウェッジでグリーンに乗せ、パーをセーブした。

 第1、2ラウンドは世界ランク22位の任成宰(イム・ソンジェ、韓国)、同ランク27位のマックス・ホーマ(米国)とトッププロ2人との組み合わせに。「テレビで見ている選手を一番近くで見れたので、たくさん勉強になった。マネジメントに関して徹底というか、難しいホールも外さずパーを拾っていくところがすごい」と目を輝かせた。

 昨年大会は6位に入り、今季は日本ツアーで4勝をマーク。米ツアーによる今大会のパワーランキング(優勝候補番付)で8位に選出されるなど注目されている。「自分のゴルフをしてバーディーたくさんとって、上位に食い込んでいけたら」と残り2日間へ意気込んだ。

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