ジョン・ラーム、2年ぶりマスターズVへ「とてもいい感じ」 優勝候補番付で4位にランクイン


 男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは10日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで開幕する。2023年大会覇者のジョン・ラーム(スペイン)は会見に出席し、2年ぶりの優勝へ意気込みを語った。

 ラームは21年の全米オープン、23年のマスターズとメジャーを2度制覇した。米ツアー11勝を誇るが、23年末にはサウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金ツアー「LIVゴルフ」に移籍し、今季は同ツアー5戦連続でトップ10入り。今大会のパワーランキング(優勝候補番付)で4位に選ばれた。

 昨年のメジャーシーズンに比べて「(気分は)とてもいい感じです」とラーム。今回で9度目のマスターズ出場となる30歳は、オーガスタでの練習や準備について「9回のうち、7回は早めに練習に来た。早めに来なかったのは今回が2回目で、もう1回は23年に優勝しました。あまり意味がないと思いますが。でも、仲の良い友人や会員と一緒に数日間来て、ゴルフコースで少しプレーするだけで楽しかった」と話した。

 自身のプレーが好調な理由について聞かれると、家族との関係性を挙げた。「私の精神状態は、99%は家庭生活の充実度によるものだと思う。私たちは3人の美しい子供たちと、完全に健康な家族に恵まれていてとても幸運です。子供たちと一緒に家で過ごせる今週のような週になると、それがとても大きな意味を持つ。(妻の)ケリーが妊娠合併症を起こして安静にしなければならなかったため、昨年のPGA以来、彼らは私と一緒に旅行していませんでした。だから、今週と先週、彼らがまた私と一緒にいるだけで、私はずっと笑顔でいられるでしょう。おそらく、今週は明らかにずっと幸せに感じる主な理由でしょう」と声を弾ませた。

 目標設定については「時間制限は設けていません」と答えた。「私は長期的な目標を持っているが、それから更新するタイプ。年末に向けて毎年何かを行う。11月、12月、翌年の目標などです。単に『今後、5年までに~回勝ちたい』と言うのではなく、常に新鮮な気持ちでいるようにしています。前年のページを閉じて翌年に向けて新しいページを始めるという練習をすると、パフォーマンスが向上し、より明確な心構えで1年を迎えられる気がします」と力説した。

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