
9番、コース上からショットを放つ手束雅 (カメラ・馬場 秀則)
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第2日(23日、愛知・中京GC石野C=6642ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、24歳のルーキー・手束雅(てづか・みやび、フリー)が自身初の予選突破を果たした。
初日は69の13位で発進した手束は、前半の9番で6メートル、後半の11番で5メートル、13番で2・5メートルのパットを決めてバーディー。最終18番こそ1メートル強のパーパットを外したが、72でまとめた。「前半は雨がすごくてしのぐゴルフで、後半はバーディーラッシュでいい流れだった」と喜びをかみしめた。
昨年、プロテストに6度目の挑戦で合格した苦労人。今季出場したレギュラーツアー3戦、下部ツアー1戦は全て予選落ちしていたが、念願の突破を決めた。「土日があるのはめっちゃうれしい。(予選落ちの時は)予定が全部早まると悲しかった。回りたいなと思いながらずっと練習していた」と語った。
欠場者が出た場合に繰り上がりで出場するのを待つ「ウェーティング」で現地に行って待っても、出場がかなわなかった大会は数回もあった。「悔しさ倍増で帰ってくる。いろいろグッとくる、ボディーブローがくる感じだった。それも最初の年に経験できたのは、いい意味でこれからにつながる」と前向きな姿勢を貫いてきた。
予選通過したことで初の賞金を獲得した。金額が未定だけに、使い道も決まっていないが「あと2日間、回れるのをかみしめて頑張ります!」とうれしそうな表情を見せた。