
通算10アンダーで2位に終わった菅沼菜々(左は優勝した佐久間朱莉)(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(29日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)
2位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は5バーディー、4ボギーの71で回り、通算10アンダーで1打及ばす2位だった。プレー中の笑顔から一転、競技終了後は涙目になった。
「悔しいです。10番、11番でボギーがあったけど、もう一回奮い立たせて、バーディー、バーディーが来たので。14番のボギーがもったいなかったと思う。後半、少し隙を見せてしまった」と残念がった。
前半に3つ伸ばし、単独首位で後半へ。10、11番と連続ボギーを喫して並ばれたが、12番で10メートル近いバーディーパットをねじ込んで抜け出し、両手を突き上げた。
13番パー3では第1打を2メートルにつけて連続バーディー。後続に2打の差をつけ、逃げ切るかと思われたが、14番でグリーン奥からのアプローチが寄らずにボギー。16番は「完璧だと思った」というフェアウェーからの第2打がグリーンを捉えたが、前へ跳ねて奥へこぼれた。スコアを落とし、首位から陥落した。
7度目の出場で好相性の今大会は、3度目のトップ5フィニッシュ。5月のパナソニックオープンに続く今季2勝目はならなかったが「一生懸命やった結果なのでしかたない。ショットもいいし、手応えがあるので楽しみ」と次戦に気持ちを切り替えた。