尾関彩美悠「正直、毎日つらくて」 工藤遥加の言葉が支えに 「私もポジティブに」2差7位の好発進


4番ティーショットを放つ尾関彩美悠。初日4アンダー7位の好スタートを切った(カメラ・今西 淳)

4番ティーショットを放つ尾関彩美悠。初日4アンダー7位の好スタートを切った(カメラ・今西 淳)

◇女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 第1日(15日、長野・軽井沢72G北C=6625ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、尾関彩美悠(JFEスチール)が8バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの4アンダー68で回り、首位と2打差の7位につけた。「今日はショットもパットもさえてくれた」と今季初の1桁順位発進を振り返った。

 4番で3オン3パットのダブルボギーをたたくなど、前半は1オーバーで折り返したが、後半に巻き返した。11番で12メートルをねじ込むと、12番パー3では第1打を1メートルにからめ、13番パー5は第3打を1・5メートルに運び3連続バーディーを奪った。

 今季20試合を終え、決勝ラウンド進出は7度と苦しい戦いが続いており「正直、毎日つらくて。一つずつ何かが良くなるように試行錯誤をして今、という感じ」と悩める胸中を明かした。3月のアクサレディスでプロ15年目にしてツアー初優勝を飾った工藤遥加が、13日の夜にバーベキューに誘ってくれたことがリフレッシュになった。

 7月の明治安田レディスで予選ラウンドが同組になったことをきっかけに、相談に乗ってもらう機会が増えた。「いつも気にかけてくれる。すごくポジティブで、『どんどん良くなるから大丈夫』と言ってくれる」と先輩に感謝した。

 「これだけうまくいかないと落ち込むこともあるし、今週はいけると思ってもダメの繰り返し。心が萎えていたときにそういうアドバイスをもらってうれしかったし、私もポジティブに頑張ろうと思えるようになった」。3年ぶり2勝目へ、前だけを見て戦う。

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