
6番でバーディーを奪いキャディーと笑顔でグータッチする金沢志奈。通算9アンダーで3位に付けた(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第3日(13日、茨城・大洗GC=6840ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、3打差2位で出た金沢志奈(クレスコ)は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算9アンダーで首位と1打差の3位につけた。
「今日は出たり入ったり、大変な一日でした」。最終組の金沢は2番で2メートル、6番は約8メートルを沈めてバーディー。7、10番のボギーで後退したが、13、14番で連続バーディーを奪った。16番で落とした直後の17番は10メートルをねじ込んでバウンスバック。「パターが長いのが決まってくれたおかげ」とかみしめた。
茨城・笠間市の実家から車で約30分の大洗GC。「ナイスバーディー!」など、好プレーを見せる度に寄せられる地元の声援を力に、トップに食らいついた。「(声援が)すごかったですね。できるだけ自分が笑顔で楽しめば、たくさんのファンの方が楽しんでくれるかなと思ってプレーした」と笑顔がはじけた。
今季は2位が2回、3位が2回。プロ9年目の30歳は初優勝をあと一歩で逃してきた。「バックナインがあまり伸ばし切れてない。明日は難しいホールもけっこうあるので、攻めるところは攻めて、守るところはしっかり守っていけたら。少ないチャンスをしっかりつかめるようにしたい」と力を込めた。