
6番ティーショットを放つ渋野日向子(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 富士通レディース 第2日(18日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、単独首位で出た渋野日向子(サントリー)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算3アンダーで21位に後退した。
出だし1番で1メートル強のパーパットを外してボギー。3番、10番でバーディーを決めた後に急降下した。12番パー4の第2打をグリーン左手前バンカーに打ち込み、アプローチを寄せ切れずに痛恨のダブルボギー。その後も13、14、17番とボギーを重ねてスコアを落とした。
日米ツアーを通じて6戦ぶりに予選突破した。それでも、渋野は「超悔しい1日だった。もう1日できる喜びをかみしめたいけど、悔しさの方が上回ってる」と唇をかんだ。
渋野の一問一答は以下の通り。
◆渋野に聞く
―第2日を振り返って
「超悔しい1日だった。スタートホールからパットも外れちゃったし、耐えてはいたけど、すごく悔しい12、13、14番だったので、いつも通りの自分だなって感じでした」
―1番で短いパーパットを決められなかった
「ちょっと手が入っちゃったな、反応しちゃったなという感じの外し方だった。そこからタッチも合ってなかったし、自分でも違和感のあるストロークばかりで、なかなか修正できなかった。17番のパーパットは良かったし、10番のバーディーパットも打てたかなという感じ。昨日に比べたら、打てた回数は片手(5回)もない。タッチを合わせるのも一苦労で厳しかった」
―うまくいかない時こそ、今の(パッティング)の取り組みが試される。
「そこは最後までやりきったつもりだったけど、どこかズレてるからああいう結果になってしまってるし、それがショットにも影響してボロボロになっていく。本当に今年のゴルフを象徴しているような感じだった。昨日もショットがあんまりだったけど、パター(が好調)で何とかあのスコアが出た。今日はショットが最初から良かったかと言われるとそうでもないけど、だんだんひどくなった。パターも短い距離が入らない、気持ち悪い感じで打ってしまってた。すごく流れが悪かった」
―12番のダブルボギーで気持ちは焦りが出たか
「ダボってしまったところはまだ、スーっと切り替えられたけど、その次がけっこうダメージがきた。そこを切り替えできないところが今年の悪いところだし、これまでもそう。そういうところで自分のチャンスを無駄にしてきてしまってる。そこの切り替えをしようと、自分の中では変えよう、変えようと思ってたけど、それが余計なプレッシャーだったかなとも思ったりする。今年はその繰り返しかな」
―予選を通過し、もう1日プレーできる
「超久々の最終日を迎える。こういう迎え方はしたくなかったけど、もう1日できる喜びをかみしめたいけど、悔しさの方が上回ってる。やるべきことも、直すところも、課題もたくさんなので、いっぱい練習しないとなと思う」
―66で首位発進した前日を経て第2日なので、前向きな部分がある
「う~ん、11番までは…。あの1番の入りからだったらガタガタ落ちてもおかしくなかったけど、3番で取り返してから何とか耐えて、パットのタッチが合ってない中で1メートルちょいのを何とか入れていた中で、12番のミスはすごくショックだった。その後、なかなか止められなかったのが本当に今年の自分なので、本当に昨日のを台無しにしてしまう感じのゴルフをしてしまった。昨日はすごく前向きにとらえられたけど、今日は前向きな感じで明日頑張ろうというより、悔しさが上回ってしまう感じになった。情けないなと思うことばっかりです」
―昨日が良かったから、今日がすごく大事という意識が強すぎたか
「今年そんな感じ。2日目にすごい崩して落ちるパターンが多い。そういう言葉を発することが自分の中でも多いかなと思う。堅苦しくなってしまってるのかな」
―最後にふんばった
「めちゃくちゃなゴルフだったけど、何とかドライバーがまだ耐えてたけど、その後が本当にボロボロだった。何とかパーで終わったみたいな感じだったので、落ちてもおかしくなかったんだろうなとは思います」