
1番、ティーショットを放つ勝みなみ(カメラ・谷口 健二)
◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 第1日(6日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、米ツアー初優勝を狙う勝みなみ(明治安田)は3連続を含む6バーディー、1ボギーの5アンダー67をマークし、首位と2打差の4位と好発進した。
勝は充実の表情で初日を振り返った。「今日は先週に比べてショットが安定していた。パターが非常に良くて、ロングパットが決まってくれた」。9番は7メートルのフック、10番は4メートルのスライス、11番は10メートルのフックラインをねじ込み、3連続バーディーを決めた。
6アンダーに伸ばして迎えた17番パー4は第1打を左に曲げて痛恨のOB。第4打を7メートルに乗せ、1パットのボギーとし、「ダボで収まればいいなと思ったけど、ボギーで収まってラッキーだった」と笑みを浮かべた。
前週のメイバンク選手権(マレーシア)は60位。7月以来の日本での試合でショットの精度が光った。「悪い時の癖で、下(半身)に意識がなくて、上で打ってる感じがしてた」と勝。重心を下げるなど意識を「上」ではなく「下」へ持っていくように取り組み、スイングが安定した。
7月のAIG全英女子オープンは2位、10月のロッテ選手権は3位、ビュイックLPGA上海はプレーオフで惜敗して2位。念願の初優勝に向けて好調が続いており、「ショットで取ったバーディーもいくつかあった。ピンを攻められてる印象はあった。明日から楽しみ」と見据えた。

