河本結3差発進 女王争いへ「プレッシャーを与えたい」 原英莉花と同組プレーにしみじみ「しっとり」


ホールアウトし笑顔を見せる河本結。4アンダーで14位タイ(カメラ・宮崎 亮太)

ホールアウトし笑顔を見せる河本結。4アンダーで14位タイ(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス 第1日(14日、千葉・グレートアイランドC=6769ヤード、パー72)

 逆転女王を狙うメルセデスランキング3位の河本結(リコー)は6バーディー、2ボギーの4アンダー68で回り、トップと3打差の14位スタートとなった。

 ティーショットに苦戦した一日を象徴するように最終18番は右に曲げ、ボギー締めだった。「今日は飛んでいた。いつもの自分じゃない感じがしてコントロールが難しかった」。テークバックのズレを修正したところ球の当たりが厚くなり、普段の感触を取り戻すのに時間を要した。

 後半に伸ばした。11番は1メートル、12番は2メートル、13番は3メートルとチャンスを決めきり3連続バーディー。「ここはスコアが出るので、できるだけ早くスコアを出すっていうふうに思っていた。そんなに悪いゴルフじゃなかったけど、欲を言えば6アンダーぐらいは行きたかった」と残念がった。

 この日は同じ1998年度生まれの原英莉花と久々の同組だった。「めちゃめちゃ楽しかった。私と英莉花ちゃん、年を取ったなって思った(笑)。俯瞰して見たときに、ゴルフがしっとりしたというか。私たち、ファイターでやっていたけど、穏やかにラウンドしていたから。年を重ねたなって」と笑いを交えつつ充実の時間を振り返った。

 3打差を追って週末を迎える。「ティーショットをしっかり修正して、明日、明後日とガンガン伸ばしていきたい」と頼もしく言った。女王争いで2番手につける神谷そらが、初日にトップに立った。「もうちょいプレッシャーを与えたいですね」。不適な笑みを浮かべ、練習場に向かった。

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