中高生のゴルフマッチプレー全国大会 高校ゴルフ連盟代表選手の浅田千年樹と中学3年の山下萌寧がともに全国大会初V


男子の部を制した浅田千年樹(右)と女子の部Vの山下萌寧

男子の部を制した浅田千年樹(右)と女子の部Vの山下萌寧

報知新聞社後援「ISPSハンダ 第9回全国中学校・高等学校選抜ゴルフマッチプレー選手権大会」最終日 (28日、沖縄・名護市 カヌチャゴルフコース)

 一般社団法人日本高等学校・中学校ゴルフ連盟が主催するマッチプレー戦全国大会は28日に決勝戦が行われ、男子は同連盟代表選手の浅田千年樹(せんじゅ、高知中央高3年)が優勝した。18ホールを終え、中学2年生の須藤はんと(柏市立酒井根中)とマッチイーブンでエキストラホールへともつれ込んだが、2ホール目でパーをセーブした浅田が20ホールに渡る激闘に終止符を打った。全国大会で悲願の初Vを手にした浅田は「2回戦以外はパターが入らなかった。高麗グリーンは難しかったです。1メートルぐらいのパットを5試合で10回は外しました」と、沖縄特有のグリーンに苦戦するも、安定したショットやアプローチでカバー。最後は絶妙のアプローチで勝利をたぐり寄せた。「高校最後の全国大会で勝てたことは正直うれしい。来年は大学に進学しますが、日本学生や日本アマといった日本タイトルを狙っていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。

 女子の部は山下萌寧(甲子園学院中3年)が、斎藤碧夏(札幌光星高3年)を5アンド3で下し、22年の新地真美夏以来2人目となる中学生Vを決めた。今大会出場権がかかった全国中学校選抜チャレンジマッチプレー選手権大会(8月)を制して全国切符を得た山下。初めての全国大会制覇に「ベスト8でも上出来だと思っていましたが、優勝できてとてもうれしいです」と優勝杯を手に笑みを浮かべた。次の目標は「来年3月の全国大会『春中ゴルフ』での優勝」ときっぱり。「もっとパーオン率を上げて、中学最終年となる春中では有終の美を飾りたい」と、全国大会二冠達成に向け、力を込めた。

▽男子の部=〈1〉浅田千年樹(高知中央高3年)〈2〉須藤はんと(柏市立酒井根中2年)〈3〉張峻苒(日章学園中2年)〈4〉梅田琉偉(大阪桐蔭高2年)〈5〉松山茉生(福井工大福井高2年)〈6〉宮城ジョセフ(ホープインターナショナルアカデミーオキナワ3年)〈7〉西川尚大(日ノ本学園高1年)〈8〉東恩納昊貴(エナジックスポーツ高2年)

▽女子の部=〈1〉山下萌寧(甲子園学院中3年)〈2〉斎藤碧夏(札幌光星高3年)〈3〉藤野蒼來(勇志国際高1年)〈4〉丸山夏蓮(ルネサンス豊田高2年)〈5〉赤松美波(ECC学園高2年)〈6〉新井俐奈(明秀学園日立高2年)〈7〉岩永梨花(尼崎市立塚口中2年)〈8〉松田蘭(札幌光星中2年)

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