
2番、ティーショットを放つ阿部未悠(カメラ・竹松 明季)
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 第1日(27日、宮崎・宮崎CC=6543ヤード、パー72)
ツアー1勝の阿部未悠(ミネベアミツミ)が5バーディー、1ボギーの4アンダー68をマークし、首位と1打差の3位と好スターとを切った。
宮崎CCは左ドッグレッグのホールが多く、右に落ちる弾道のフェードを持ち球とする選手は苦戦を強いられる。逆の弾道のドローも2週前から挑戦してみたが、ミスが出たこともあり「絶対にフェードで頑張ろうと決めて入ってきて、それを貫けた。いいショットが何回もあった」と自画自賛した。
2番パー5は残り127ヤードの第3打を9アイアンで1メートル弱に寄せて初バーディー。フェードの選手が苦戦する左ドッグレッグの9番は「右ラフはフェアウェーだと思った」と強気にティーショットを放ち、残り234ヤードから2オンさせて伸ばした。11番は2オン、12番は1メートル、14番はエッジから5メートルをパターで沈めて5バーディーを重ねた。
前週こそ予選落ちしたが、2週前まで2位、2位、8位と今季終盤戦は好調が続いている。今季優勝者やメルセデス・ランク上位者ら40人のみが出場する今大会。同ランク28位の阿部は「私は39番目だったので、出られて良かった。フェードだけで意外といけるなと思った。目指せ20位。謙虚に頑張ります。明日からも絶対にフェードを使います」。ツアー2勝目となるメジャー初Vを見据えた。

