
2番、ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・竹松 明季)
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 第1日(27日、宮崎・宮崎CC=6543ヤード、パー72)
日米ツアー通算10勝の古江彩佳(富士通)が7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの4アンダー68をマークし、首位と1打差の3位と好発進した。
「いいイメージはある」。19年2位、21年3位、23年4位と好相性のコースで、古江が好スタートだ。
出だし1番パー4で第2打を約60センチに寄せてバーディー発進した直後、2番は第1打を左に曲げてOBとしてダブルボギー。だが、8番から10番までそれぞれ1メートルに寄せて3連続バーディーを奪い、12番は10メートル、16番は7メートルをねじ込んで好スコアをたたき出した。特にパー3は全4ホールをバーディーとし「ショットも良かったし、距離感もうまくいけた」とかみしめた。
「こてちん」から好発進を決めた。
米ツアーの今季最終戦を終え、25日夜に帰国。時差ボケは「きてます。ラスト4、5ホールぐらいでボヤーっとしてきたような感じはありました」と苦笑いを浮かべた。開幕前夜は「ご飯から帰ってきたら、『こてちん』でした」と独特の表現で疲労ぶりを明かした。入浴後に食事を終えて7時半頃に宿舎の部屋に帰ると“こてん”と寝っ転がり、すぐに“ち~ん”と就寝したという。
夜中の午前2時頃に一度は起きたが、午前4時50分頃に起きるまでぐっすり眠った。初日のプレーを終えると「今は眠いです…」と報道陣を笑わせた。
今季米ツアーは日本勢が過去最多、国別で最多となる7勝を挙げたが、自身は未勝利に終わった。今季の最終戦で自身初となるメジャー制覇に向けて「ベストが最後に尽くせればと思う」と声を弾ませた。

