【JTカップ】3月に結婚した吉田泰基が8アンダーで首位に浮上 元ゴルフ選手の妻、宮崎樹里さんとの二人三脚でツアー初勝利を目指す


4番ティーショットを放つ吉田泰基(カメラ・今西  淳)

4番ティーショットを放つ吉田泰基(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第3日(6日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 4位から出た吉田泰基(東広野GC)は、7バーディー、3ボギーの66で回り、通算8アンダーまで伸ばし、首位に躍り出た。吉田は「今日、伸ばしたいなと思っていたんですけど、そう簡単に伸ばせるコースではないので。バーディーボコボコ取れないので、取れるところで取ろうと思っていた。4つ伸ばせたのはうれしいかな」と手応えを話した。

 元ゴルフ選手の妻、宮崎樹里さんが見つめた前半9ホールが見せ場十分だった。1番でおはようバーディーを決めて流れをつくると、5番から8番まで連続バーディーを奪取。9番こそボギーをたたいたが、あわやダブルボギーのところを長いパットを決めて乗り切り思わず右拳を握った。

 後半は我慢のゴルフで5日にバーディーを奪った難関18番でボギーだったとはいえ、終始、安定したプレーでリーダーボードを駆け上がった。「ティーショットは昨日に比べたらよかったんですけど、9番ホールは打ちづらくて、11番も林の木に当たって、林の方にはねちゃったので。二つボギーはしょうがないなと。18番は『ボギーでも』っていう考えだったので、今日もったいないボギーはなかったかなと思います」と納得した。

 21日には樹里さんとの挙式も控えている。樹里さんは「冷静にやれればチャンスはくると思います。いつも通りやってほしいですね」とエールを送る。吉田は「難しいコースなので、最後のハーフまでゆっくりフォローして、最終3ホールぐらいで勝負をかけられる位置にいられたら最高じゃないかな」。LOVEパワーで初の頂点を奪いにいく。

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