
13番、セカンドショットの位置へ移動する脇元華(カメラ・岩田 大補)
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第1日(11日、兵庫・六甲国際GC=6619ヤード、パー72)
昨年12月に椎間板ヘルニアの手術を受け、特別保障制度を適用してツアーを欠場していた脇元華(GMOインターネットグループ)が復帰戦最初のラウンドを、3バーディー、5ボギーの2オーバーでホールアウトした。
最終ホールで想定外のアクシデントに見舞われた。9番の2打目を放った直後だった。足をひきずりながらフェアウェーから姿を消し、左ラフ方面へ逃げ込んだ。「故障か」との声も聞こえる中、アテストを終えた脇元は、あっけらかんと言った。「いやー、足つっちゃいました」
残り184ヤードから、5ユーティリティーでピン手前1メートルにつけた会心の一打だった。「『いいショットだな』と思って、フィニッシュを取りながら見送っていたら、ピキーってなった。おもしろかった。全然大丈夫」と笑いを交えて振り返った。8アイアンでの第2打を1メートルにつけた8番から、連続バーディーで締めた。
前半からドライバーショットが左右に暴れた。「目線とアドレスがしっくりこなくて。ティーショットを曲げすぎて流れに乗れなかった」と反省点を挙げつつ、収穫もあった。多くのトッププロを指導する目沢秀憲氏から開幕前日の練習場でアドバイスをもらったところ、効果はてきめん。手術前から10ヤード落ちていた飛距離が、5ヤード戻った。
不安を抱えながら迎えた今季初戦で、一歩前へ踏み出した。「元気よくできた。マネジメントだとか考えることも増えるし『うわ、試合って感じだなあ』って思いながら、存分に味わってきた」。スコア的にはオーバーパーの苦しいラウンドとなったが、まずは18ホールを完走。笑顔にプロゴルファーとしての充実感がにじんだ。(高木 恵)

