【女子ゴルフ】18歳・吉崎マーナ、ツアー初優勝へ67で1差3位浮上 アルペンスキー岡部哲也氏助言受け急上昇「目標を具体的にイメージ」


18番でバーディーを奪い通算8アンダーでホールアウトして笑顔を見せる吉崎マーナ(カメラ・今西 淳)

18番でバーディーを奪い通算8アンダーでホールアウトして笑顔を見せる吉崎マーナ(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー CATレディース 第2日(22日、神奈川・大箱根CC=6657ヤード、パー72)

 プロ1年目の18歳・吉崎マーナ(加賀電子)が13位で出て6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算8アンダーで首位と1打差の3位に浮上した。前週まで3戦連続予選落ち後に決意した今大会でのツアー初優勝と、メルセデス・ランク35位以内で出場権を得る日米共催・TOTOジャパンクラシック(11月、茨城)の出場へ意欲を燃やした。66の吉田鈴(22)=大東建託=、68の佐久間朱莉(23)=大東建託=が9アンダーの首位に並んだ。

 技ありの一打だった。前半の4番パー4。吉崎はピン奥20ヤードのラフからウェッジでチップインを決め、2連続バーディー。驚きの表情を隠せず、観客の拍手を浴びた。最終18番は1・5メートルに寄せてバーディー締め。この日の平均飛距離230・5ヤードは全体85位ながら、フェアウェーキープ率92・8%は同3位。「ティーショットも安定し、大きなミスがなかったのが良かった。70~80点くらい」と3位浮上に笑みがこぼれた。

 沖縄出身の高卒ルーキーは前週、3戦連続の予選落ち。だが、大きな収穫があった。かねて親交がある、アルペンスキーで冬季五輪3大会出場の岡部哲也氏(61)が会場で吉崎のプレーを見届けてくれた。試合後に会話し「目標をもっと具体的にイメージし、突き詰めること」とレジェンドから助言を受けた。

 今週の大会での初優勝、年間ランクを現在の70位から35位に上げてTOTOジャパンクラシック出場、21歳で米ツアー挑戦。達成時期などを細かく目標を定め、ゴルフノートに記入した。米ツアーの試合は移動時など常に確認。参考にするのは、自身より1センチ低い身長150センチで活躍する山下美夢有だ。世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)との同組を想定し「(第1打で)置いていかれ�\x81\x9F後のマネジメントをイメージしている」。世界で勝つための準備に余念はない。

 6月のニチレイレディスは3人によるプレーオフの1ホール目で脱落し、大粒の涙を流した。だが、18番ホールから離れず、イ・ミニョンと大出瑞月による史上最長の7ホールに及ぶ熱戦を全て見届けた。「力不足を感じた。目に焼き付けて、前に進もうと思った」。初優勝を逃した悔しさを糧にし、雪辱のチャンスが訪れた。

 昨季年間女王の佐久間、今季1勝の吉田を1打差で追い、最終組で最終日に挑む。今季ルーキー2人目の初Vへ「楽しみ。悔しい思いをして成長した部分もある。優勝したい」と瞳を輝かせた。(星野 浩司)

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