◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 第3日(7日、茨城・太平洋C美野里C=6598ヤード、パー72)
プロ2年目で国内ツアー1勝の荒木優奈(21)=Sky=が15位で出て6バーディー、ボギーなしで日本勢最少に並ぶ66をマークし、通算12アンダーで首位と3打差の5位に浮上した。この日の最終プロテストで妹・七海(19)が1打差で合格を逃し、悲しい表情。プレーオフで惜敗して涙の2位に終わった昨年大会のリベンジで米ツアー初Vを狙う。5位で出た岩井明愛(あきえ、24)=ホンダ=が66で15アンダーの単独首位に立った。
強風にも負けず、21歳の荒木がV戦線に躍り出た。1・5メートルに寄せた後半11番から2連続バーディー。16番は10メートル強のスライスラインをねじ込んだ。米ツアーの実力者が集う中、日本勢最少の66で5位浮上。最大瞬間風速13・7メートル(茨城・鉾田市観測、会場は小美玉市)の突風の中、フェアウェーキープ率は全体3位の92・8%と安定感抜群で「ショットが最近ずっと良くて、風の強い中でも自信を持って振っていけている」と声を弾ませた。
ほぼ同時刻、同じ茨城県で最終プロテストに臨んだ妹・七海の結果が気になり「そわそわしていた」。ホールアウト直後、1打差での不合格を知ると「悲しい。分けられるなら、私のバーディーを1個あげたい」と目を潤ませた。あえて連絡はしないそうで「私は落ちた時に何を言われても本当に嫌だった。そっとしておきます」。妹の無念を胸にしまい、最終日に臨む。
プロ1年目で初出場した昨年大会は、首位で迎えた最終日は大雨で中止。畑岡奈紗とのプレーオフで2メートルのパットを外して惜敗し、悔し涙が止まらなかった。無念の2位から1年。「リベンジしたい。悔しかった大会でチャンスが来た。優勝したい」。米ツアー初Vと国内2勝目を見据えた。
今大会で優勝すれば、来季米ツアー出場資格を得る。「(意欲は)もちろんあるけど、決まってから考えたい」。姉妹2人分の悔しさを背負い、最終組の1つ前の組から逆転Vへ猛チャージする。(星野 浩司)

