松山、W杯仕様の“日の丸シューズ”投入


 男子プロゴルフツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは10日から4日間、静岡・太平洋C御殿場C(7246ヤード、パー72)で行われる。2週間前にアジア人として初めて、世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズを制した松山英樹(24)=LEXUS=が、7日午後にコース入りした。

 10月の日本オープン以来今季2戦目の国内参戦。約2時間、右手のみ、左手のみのパットなどを繰り返し入念に練習を続けた。選手や関係者が祝福に訪れると、にこやかに握手や談笑に応じた。かかと部分に日の丸がついた黒いゴルフシューズも披露。石川遼(25)とのコンビで24日から参戦する国地域別対抗戦ワールドカップ(豪州・メルボルン)仕様のものだ。次なる“世界制覇”に向けたさまざまな準備も、W杯前最後の実戦となる今大会で着々と進めていく。

 さらに今大会は日本男子初となる米日ツアー2戦連続優勝の偉業もかかる。中継するTBSは弾道測定器「トラックマン」を初導入。18番のティーグラウンドに初日から3日間設置するという。同局関係者は「弾道の高さやヘッドスピード、スピン量など、松山プロのすごさを数値化して分かりやすくお届けしたい」と明かした。

(榎本 友一)

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