勇太、猛チャージ61も1打及ばず2位 通算21アンダーのケプカが優勝


通算20アンダーの2位に終わるも、賞金ランクトップに返り咲いた池田勇太

通算20アンダーの2位に終わるも、賞金ランクトップに返り咲いた池田勇太

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス最終日(20日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71)

 最終ラウンドが行われ、5打差3位から出た賞金ランク2位の池田勇太が11バーディー、1ボギーの61をマークして大会最多アンダーパー記録を1打更新する通算20アンダーまでスコアを伸ばした。左肩痛を抱えた状態で猛チャージを見せたが、1打及ばず2位に終わった。同記録を2打更新する通算21アンダーで、ブルックス・ケプカ(米国)が優勝した。

 「日本人選手の意地を見せられたら」と真っ赤なポロシャツに身を包んで、最終Rに向かった池田。前半で5バーディーを奪うも9番を終えた時点では、スタート前と同じ5打差のまま。しかし勝負のバックナインで圧巻のバーディーラッシュを見せた。

 まずは10番。ボギーだったケプカに対し、約1メートルを決めバーディーとし3打差に詰め寄る。11番でもバーディーを奪って2打差。12番はボギーをたたいたものの、13番から15番まで3連続バーディー。15番終了時点で、ついに首位で並んだ。

 勝負を分けたのは、並走したまま迎えた17番パー3だった。第1打を先に打った池田は、ピン左1メートル強につけた。後から打ったケプカはピン手前1メートル。短いチャンスを外してパーとした池田に対し、ケプカはきっちり決めてバーディー。1打差をつけられると、追いつけなかった。

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