畑岡奈紗、米国の食事は「まだ慣れない」茨城・大子町役場を表敬訪問


茨城・大子町町役場を訪れた綿引久男町長から花束を受け取った畑岡奈紗

茨城・大子町町役場を訪れた綿引久男町長から花束を受け取った畑岡奈紗

 10月の国内メジャー、日本女子オープンをアマチュアで史上初めて制した畑岡奈紗(17)=茨城・ルネサンス高3年=が9日、学校のある茨城・大子(だいご)町役場を表敬訪問した。

 畑岡はこの日午前は同校に登校し、昼過ぎから町役場を訪れ、綿引久男町長や学校関係者らと約1時間に渡って懇談した。米女子プロゴルフツアーの最終予選会を14位で突破し、来季の出場資格を得て7日に帰国したばかり。「5日間の試合は初めてで疲れましたね。英語はまだまだ勉強しないとです」と笑った。

 米国での生活について聞かれると「食事はまだ慣れないです。タイ料理や中華料理のレストランに行きますね。お寿司ですか? 試合前は生ものは控えるので行けないですね」とプロの顔ものぞかせた。拠点については「フロリダが温かいし、環境の面ではいいかなと思いますが、来年はホテルを転々とする生活になると思います」と話した。

 挨拶では学校関係者を前に「日本女子オープンで優勝できたのは、自由にゴルフの練習させて頂いているおかげだと思います。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。綿引町長は「畑岡さんは大子町の誇り。世界に羽ばたく選手になって欲しいです」などと大きな期待を寄せた。

 町から、花束と大子町名産のリンゴで作ったアップルパイが贈られた。町長らとの懇談中に出されたリンゴを食べた畑岡は「小さい時に大子町にリンゴ狩りに来たことがあります。甘くて美味しいです」と目尻を下げた。

 最終予選会後、師匠の中嶋常幸(62)、親交がある松山英樹(24)らには連絡を交換し、報告を済ませた。畑岡は「(米国の慈善大会)ヒーローチャレンジで優勝された松山さんとは、お互いに『おめでとう』と送り合いました」と笑った。10日からは、中嶋の主宰するトミーアカデミーで練習に励む予定だ。

 来年2月26日の高校の卒業式は、米ツアーのホンダLPGAタイランドと日程が重なり、欠席の方向。「できれば1勝して、(賞金シード圏内の)賞金ランク80位以内に入って、18年のシードを取れるように頑張ります」と意気込んだ。

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