松山、連日67で2差4位 米4勝中3勝が逆転「面白くなる」


 ◆米男子プロゴルフツアー 世界選手権シリーズ ブリヂストン招待第3日(5日、米オハイオ州ファイアストーンCC)

 3位から出た松山英樹(25)=LEXUS=は5バーディー、2ボギーの67とスコアを伸ばして通算7アンダー。首位と2打差の4位につけた。トップは通算9アンダーのトマス・ピエテルス(ベルギー)とザック・ジョンソン(米国)。小平智(27)=Admiral=は通算5オーバーで49位。谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は通算6オーバーで58位。

 松山が強豪ぞろいの世界選手権シリーズ2勝目のチャンスを迎えた。連日の67で首位との差を2打に縮めた。「この3日間と同じようにゆっくり攻めることができたら、面白くなるのかな」と手応えをにじませた。

 ショットが好調だった前半に3バーディー。後半はしぶとく粘った。10、11番と連続ボギーをたたくも、12番ではグリーン奥から寄せてナイスパー。第1打を右に大きく曲げた13番は3打目を1メートルに寄せてパー。直後の14番は153ヤードの2打目をピンに絡めてバーディーにつなげた。

 米4勝のうち、3勝が逆転。2月のフェニックス・オープンでは4打差3位からひっくり返した。国内は8勝のうち最終日の逆転が2度。11年三井住友VISA太平洋マスターズ、13年のつるやオープンで、ともに2打差2位から逆転した。

 次週は全米プロが控える。不調を自認して臨んだメジャーの前哨戦で思わぬ優勝争いとなった。「勝手に勝ちたい意識は入ってくるので、ピンを狙っていきたい気持ちが強くなると思う。それをどこまで抑えられるか」と自らに言い聞かせた。

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