松山英樹、出遅れ10差67位「いいストロークをしても入らない」


 ◆HSBCチャンピオンズ ▽米男子プロゴルフツアー世界選手権シリーズ第1日(26日、上海・佘山国際GC)

 世界ランク4位で昨年大会覇者の松山英樹(25)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの2オーバー74。78選手中、67位で首位と10打差と大きく出遅れ、大会連覇に黄信号がともった。片岡大育(29)=Kochi黒潮CC=が71で31位、谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=と今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=が72で48位。全米オープン覇者のブルックス・ケプカ(米国)が64で首位。

 松山はグリーン上で何度も首をかしげた。前半の18番パー5、2オンに成功したが、3メートルのイーグルチャンスから3パット。「あれからおかしくなった。いいストロークをしても入らない」。後半の3番は第2打をグリーン左奥に打ち込むと、1メートル半を外して5オン2パットのトリプルボギー。「ショットもうまく打てなかった」。首位と10打差の出遅れに唇をかんだ。

 昨年は2位に7打の大差をつけて圧勝。今季自身初戦となった2週前も5位に入り、昨季終盤の不振から脱したかに見えた。だが「スイング自体にもう少し、しっかりしたものを作らないと。何で曲がるんだろうと感じてやっていた」と調子は上がらない。今大会は予選落ちはない。上海の西日に照らされながら「少しでもきっかけをつかめるように。バーディーを多く取りたい」と必死に前を向いた。

最新のカテゴリー記事