５月に沖縄沖で５２キロの高級魚ヤイトハタを釣り上げた片山
◆片山 晋呉（２０年連続２０度目）４４、イーグルポイントＧＣ）＝ＩＳＰＳハンダマッチプレー選手権
僕の今年一番のニュースは、５月の日本プロ選手権日清カップヌードル杯後、開催地の沖縄・慶良間諸島沖で５２キロのヤイトハタ（アラーミーバイ）を釣ったこと。釣り上げた時の興奮と達成感は、ゴルフで優勝した時と同じかそれ以上だった（笑い）。高級魚で漁港近くのお店で煮付けや鍋にして頂きました。美味しかった。１３０人前くらいになったそうです。
那覇市内から６人で朝、漁船で出港。沖合でえさのカツオを投入して置きざおをしていたら、急にさおが大きく曲がって。サメかと驚いた。船長が「２０年でこんなに大きいヤイトハタは初めて」と驚いていた。「沖縄本島記録が６２キロ」なんて話していたかな。
幼少時に川釣りを始めて以来の釣り好き。いい気分転換になるので沖縄に行くと海釣りに行く。どんな竿や仕掛けを使うと、どんな魚が釣れるか？とか、考えながらやるのが楽しい。それはゴルフと一緒。毎夏、茨城・大洗とかでカジキマグロも釣っていて、今までの一番の大物でしたね。
あの日ツイッターにアップしたら「釣りもプロ級？」なんてＹＡＨＯＯ！のトップニュースになって、新聞でも紹介されて反響は大きかった。日本シリーズは２０度目の出場。００、０２年に優勝と相性もいいし、ワクワクする。ぜひ“大物”を狙いたい。（榎本 友一）
◆片山 晋呉（かたやま・しんご）１９７３年１月３１日、茨城・下館市（現・筑西市）生まれ。４４歳。実家がゴルフ練習場を経営し、２歳でクラブを握る。水城高、日大を経て９５年のプロテストに一発合格。９８年のサンコーグランドサマーでツアー初優勝。２０００、０４～０６、０８年に賞金王。通算３１勝で永久シード保持。０９年マスターズで日本人歴代最高に並ぶ４位。１７１センチ、７０キロ。