【日本S】池田勇太、大逆転賞金王へ4差発進 難関18番唯一のバーディー


 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦・日本シリーズJTカップ第1日(11月30日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 賞金ランク4位の池田勇太(31)=フリー=が1イーグル、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー70で回り、首位と4打差の15位発進。難関の名物ホール・18番パー3では全30選手中、唯一のバーディーを奪って「よしっ」と気合を入れた。史上5人目の2年連続賞金王には優勝して同首位・小平が5位タイ以下が条件だが、小平の26位出遅れによりチャンスの芽が出てきた。

 小雨が降り、霧がかる夕暮れ間近の東京よみうりCCで池田が意地のバーディー締めだ。18番、3ユーティリティーで放った一打はピン左2メートルに着弾。「入れるしかないな、任せろ」。キャディーに宣言すると、上りのスライスラインを沈め「よしっ」と気合の一声。全選手中、唯一のバーディーを奪い、右手を上げて歓声に応えた。

 18番は平均スコア3・333で、全ホール中2番目の難易度。イーブンパーで第2日につなげる大きなプレーに「上も4アンダーと伸びていない。(スコアを)ゼロに戻して、明日もう1回ゼロからやりたいね。明日からまくればいいんじゃない」と胸を張った。

 前半は6番で4メートルに2オンさせるイーグルなど、波に乗ったが「そこまででしたね」と苦笑い。半袖姿で登場も気温11・4度の寒空に2度セーターを着た。14番では第1打、第2打がいずれも松の木に当たり4オン2パットのダブルボギーの不運。終盤は「ナイターゴルフ」と評するほど「かなり暗くてグリーンのラインが見えなかった。こういう天気はこたえるね」という中で踏みとどまり、今季3勝男はVを射程圏に捉えた。

 10月の日本オープン後、アイアンのシャフトを交換したこともあり、ショットの不調に苦しんだが、懸命の調整で間に合わせた。「感触は悪くない。せっかくの最終戦だし、晴れて暖かい中でゴルフしたいね」。史上5人目の2年連続賞金王へ、最後のバーディーを逆転劇への呼び水とする。(岩原 正幸)

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