優作の母・豊子さん、ウィニングパットに「思わず涙が出た」


通算15アンダーで優勝、初の賞金王に輝いた宮里優作はJTカップを掲げる

通算15アンダーで優勝、初の賞金王に輝いた宮里優作はJTカップを掲げる

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦・日本シリーズJTカップ最終日(3日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 選手会長の宮里優作(37)=フリー=が13年大会に続く2度目の優勝を果たし、初の賞金王に輝いた。母・豊子さんが感激の手記を寄せた。

 優作がウィニングパットを沈めた瞬間、思わず涙が出ました。初優勝も日本シリーズ。そしてまた、この大会で賞金王を…。そんなことを考えていたら、一気にこみあげちゃいました。

 4年間の成長を感じています。選手会長になって、人間的に大きくなったように思います。責任感が生まれ周囲の気持ちを考えられるようになった。人それぞれの気持ちがあって、考え方も違う。それを一つにまとめることの難しさを味わいながら、人としていろんな経験ができた。優作にとって、とても勉強になった2年間でしょう。

 選手会長になった最初の年は勝てなかったけど、弱音は聞いたことがない。昔からそういう姿は見せない子なんです。試合が終わって日曜の夜に帰って、月曜の午後には家を出る生活。少しでも家族の顔を見ることが力になったようです。賞金王はその年に頑張った人へのご褒美。夫として、父として、プロゴルファーとして、そして選手会長として、頑張ってきて良かったね。

(母・宮里 豊子)

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