三浦桃香、最後力尽き10位 日本人最速V逃す「先週は場違い…今週はまとも」


 ◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎]最終日(25日、宮崎・UMKCC)

 首位スタートの美人プロ・三浦桃香(19)=フリー=は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75と伸びず、通算7アンダーの10位に終わった。地元・宮崎の大声援を受け終盤まで優勝争いを演じたが、上がり3ホールで4オーバーと失速。宮里藍らが持つプロ転向4戦目の日本人最速Vを逃した。台湾のフェービー・ヤオ(25)=フリー=が、通算12アンダーで並んだ比嘉真美子(24)=フリー=をプレーオフ3ホール目で下し、4年ぶりの2勝目を挙げた。

 三浦が偉業に一瞬、近づいた。7番で首位から陥落したが11、13番でバーディーを重ね、再び首位と1打差に肉薄。2004年、地元・沖縄開催のダイキンオーキッドレディスを日本人最速となるプロ転向4戦目で制した宮里藍と同じく、プロ4戦目の地元大会で初優勝が期待されたが、現実は違った。16番パー3の第1打を右に大きく曲げてボギー。17番はダブルボギー、18番もボギーで10位に急落した。それでも、「最後は力尽きました。そんなに簡単には勝てません」と、笑顔を見せながら潔く話した。

 前週のTポイントレディスで初めて最終日最終組を回ったが、序盤から崩れ22位と完敗。「先週は場違いでしたが、今週は応援のお陰で途中までまともなゴルフができました」。3日間合計で大会最多の1万4529人が来場。その中には5日に亡くなった祖父・福元孝哉さん(享年73)の遺影を持って駆けつけた、祖母・良子さん(75)もいた。大声援を送った人々に成長した姿を見せた。

 優勝するために必要なものを問われ、「経験です」と即答した。2週連続でV争いに絡んだ美人プロは、確実にスターへの階段を上っている。(竹内 達朗)

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