小林浩美会長「良い意味で刺激し合っている」


18番、ティーショット後に笑顔を見せる川岸史果

18番、ティーショット後に笑顔を見せる川岸史果

 ◆女子プロゴルフツアーメジャー第1戦ワールドレディス サロンパスカッププロアマ日(2日、茨城・茨城GC西C=6715ヤード、パー72)

 日本女子プロゴルフ協会が会見し、今大会のセッティングなどについて説明した。小林浩美会長(55)は「ゴールデンウィークで4日間とも休日。ギャラリー数は(雨予報の)明日の天気は心配ですが、昨年1年間のツアー最多記録(4万1484人)に肉薄するか、越えたいと思います」と力強く宣言。「先週、若手の新垣比菜さんがポーンと初優勝。良い意味で刺激し合っている。畑岡奈紗ちゃん、鈴木愛ちゃんと日本勢も頑張っている選手が沢山います。さらに、宮里藍さんが連日、ジュニアを対象にしたレッスン会やサイン会などをして、一緒に盛り上げてもらえる。総力をあげて頑張りたいですね」と強い口調で話した。

 同席した原田香里・大会実行委員長(51)が、今大会の設定について説明した。「素晴らしいコンディション。これ以上は望めない仕上がりです。グリーンのアンジュレーションがとてもきつい。ドローとフェードを打ち分けられる選手が有利。総合力が問われる厳しいセッティングです。ラフもいつもよりも伸していて、フェアウェーとの差が明確に出ます」。

 さらに、原田大会実行委員長は、優勝を勝ち取るためのポイントを3つ指摘した。〈1〉「カップの位置によって、グリーンのどこにボールを乗せるか。奥にいったら極めて難しい」。〈2〉「(目玉ができやすい)改造したバンカー。コースさんが新潟から山砂を取り寄せて下さって。バンカーショットの精度も勝負を分ける」。〈3〉「フェアウェーキープ率をいかに上げるか。グリーンのコンディションはいつもよりもハード。ショートゲームの上手な選手が優位」。

 その上で、優勝スコアを「1日3アンダーを4日間で通算12アンダー。天候にもよりますが、最低でも2ケタアンダーはいってほしい」と期待した。

 また、今大会から45ヤード増えて全長6715ヤードとなった。13番パー3が25ヤード、14番パー4が20ヤード伸びた。190ヤードとなった13番は「長い番手でも、思い描いた数字を打てないとスコアにならない。ピン位置によっては以前のティーグラウンド(165ヤード)も使います」と説明した。

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