ジャンボの弟子・原英莉花、「勇気を持て」思い出し涙のプロテスト通過


最終プロテストでトップ合格を果たしたエイミー・コガ(右)と10位タイで合格した原英莉花

最終プロテストでトップ合格を果たしたエイミー・コガ(右)と10位タイで合格した原英莉花

 ◆女子ゴルフ 最終プロテスト最終日(27日、兵庫・チェリーヒルズGC)

 昨年は最下位で不合格になった“ゴルフ界のローラ”が記録的なトップ合格を果たした。米国ハワイ育ちで176センチのエイミー・コガ(22)=フリー=が70と伸ばし通算20アンダー。記録の残る1996年以降では最終プロテスト史上初めて20アンダーの大台を突破し、昨年の雪辱を果たした。尾崎将司の弟子の原英莉花(19)=フリー=は10位。通算8アンダー20位までの21人が合格した。

 尾崎将司の弟子・原は、あふれる涙を拭った。2度目の挑戦で10位で合格。「プロアマ戦などで『まだプロじゃないんでしょ?』と言われてめっちゃ悔しかった。会員証をもらえるのはうれしい」

 フェアウェーの狭い14番パー5。2、3日目は同ホールで封印していたドライバーをあえて握った。普段は誰よりも厳しい師匠から、大会前に受けた「勇気を持て」の一言を思い出した。

 昨年は合格ラインに2打足りずに涙をのんだ。既にステップアップツアーで2勝するなど実力は折り紙付き。前半戦の賞金加算による「リランキング制度」では28位で、後半戦のツアーの出場権を持つ。「また緊張感を味わえる位置で試合がしたい。初優勝目指して頑張ります」と力強く誓った。

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