佐伯三貴、佐藤キャディーと5年ぶりコンビで3差2位発進


 ◆女子プロゴルフツアー 北海道meijiカップ第1日(3日、北海道・札幌国際CC島松C)

 通算7勝の佐伯三貴(33)=大和ハウス工業=が1イーグル、4バーディー、3ボギーの3アンダー、69をマーク。男子の石川遼(26)=カシオ=のエースキャディー・佐藤賢和氏(38)と5年ぶりのコンビを組み、首位と3打差2位と5年ぶりの優勝へ好発進した。14年大会覇者で韓国の申ジエ(30)=スリーボンド=が、6アンダーの単独首位で滑り出した。

 上がり3ホールでスコアを4つ伸ばし、佐伯がリーダーボードを駆け上がった。圧巻は8番だ。残り77ヤードからウェッジでの第2打をピン手前から転がしてイーグル。佐藤キャディーと前回コンビを組んだ2013年全英リコー女子オープンでも2イーグルを奪い7位に入った。「『イーグルキャディーだね』って言いました。松山君も今日、イーグル取ってるし。何かありますね」と、佐伯は満面の笑み。

 「良い後輩ですから」。東北福祉大の後輩・松山英樹から頼まれて、今週はエースキャディーの鴨川裕行氏(35)を快く貸し出した。さらに、「何かご協力できれば」と、東広島市出身で西日本豪雨を被災した故郷に、サマンサタバサレディースの獲得賞金62万4000円を全額寄付した。「ここは難しいので、上がり3ホールは明日につながると思います」と佐伯。5年ぶりの復活Vを飾り、故郷を励ます。(榎本 友一)

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