186センチ、22歳の「大器」星野陸也が5打差つけて独走 初V王手


初優勝に王手をかけた星野陸也

初優勝に王手をかけた星野陸也

 ◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 第3日(1日、山梨・富士桜CC=7566ヤード、パー71)

 首位から出た星野陸也(22)=フリー=が8バーディー、3ボギーの66で回り、通算11アンダーとして2位に5打差をつけて首位をがっちりとキープした。186センチの長身を生かし、標高1000メートル以上のコースで約350ヤードのビッグドライブを連発。未知数の潜在能力を持つ若手が、念願のツアー初優勝に王手をかけた。初の最終日最終組に臨む星野陸は「優勝したいという思いは強い。最後まで自分のプレーをしたい」と表情を引き締めて話した。

 5打差2位に、今季国内開幕戦の東建ホームメイトカップで初優勝した重永亜斗夢(29)=ホームテック=、ツアー1勝の今平周吾(25)=フリー=、初優勝を目指す木下稜介(27)=ハートランド=の3人が続く。

 超変則スイングを持ち味とする韓国の崔虎星(44)=フリー=は77をたたき、通算2オーバーとして3位から21位に急落した。左足を軸にバレリーナのように体を大きく回すフォローのドライバーショットが特徴の崔は「最終日(2日)は怒れる虎のように攻撃的なゴルフをしたい」ときっぱり。さらに変則的な大きなスイングで巻き返しを誓った。

 先週のRIZAP KBCオーガスタでツアー初優勝を飾った出水田大二郎(25)=TOSS=は通算7オーバーの61位と苦戦している。5月30日の日本ツアー選手権森ビル杯で招待客に不適切な対応をしたとしてツアー出場を自粛し、先週のRIZAP KBCオーガスタから復帰した片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=は2試合連続で予選落ち。選手会長の石川遼(26)=カシオ=は体調不良のため欠場している。

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