メジャー8勝のトム・ワトソンがジャンボ尾崎に熱烈ラブコール 日本開催の米シニアツアーで21年前の激闘再び!? 


ジャンボ尾崎に熱烈ラブコールを送ったワトソン(左)。右は日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長

ジャンボ尾崎に熱烈ラブコールを送ったワトソン(左)。右は日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長

 米男子シニアゴルフのチャンピオンズツアーは9日、来年6月7~9日に千葉・成田GCで「マスターカード・ジャパン選手権」を行うと発表した。同ツアーの日本開催は17年のJAL選手権以来2度目。賞金総額は250万ドル(約2億7500万円)で、40万ドル(約4400万円)の優勝賞金は、今季の日本男子レギュラーツアーと比べても2番目の高額だ。マスターカードとアンバサダー契約を結ぶメジャー通算8勝のトム・ワトソン(69)のほかジョン・デーリー、コリン・モンゴメリー、トム・レーマンら多くのレジェンドが出場を予定している。

 この日は同GCで会見が行われ、ワトソンは「ジャンボさんに出て欲しい」と、尾崎将司(71)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=の参戦を熱望した。ジャンボに対しては参戦資格(50歳以上)を得た20年以上も前から日本シニアツアー出場へのラブコールが続いているが「レギュラーツアー一本」を宣言して出ていない。

 ジャンボは1994~96年に日本ツアーのダンロップフェニックスで3連覇を果たしたが、97年大会では優勝争いのすえワトソンに4連覇を阻まれた因縁もある。「ジャンボとは1973年ごろ、ハワイのエキシビション大会で初めて会った。とても飛ばす選手だと思ったし、その後は何年にもわたって素晴らしい戦いを繰り広げられた」とワトソン。日米のレジェンドが20年以上の時を超えて再対決となれば、盛り上がりは必至だ。

 突然のラブコールを受けた日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(63)も「ぜひ出て欲しい。日本のシニアには出ないと言っているけど、米ツアーには(ジャンボが)過去に(メジャーなどで)戦った選手が多く出る。(千葉県内の)家にお願いに行きたい」と、近日中にも直談判することを示唆した。

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