【日本S】石川遼、小平智、黄重坤がPO突入 8位の今平周吾が初の賞金王


9番ティーショットを放つ石川遼

9番ティーショットを放つ石川遼

 ◆報知新聞社主催男子プロゴルフツアー今季最終戦日本シリーズJTカップ最終日(2日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 石川遼(27)=カシオ=、小平智(29)=Admiral=、韓国の黄重坤(26)=フリー=が通算8アンダーで並び、大会史上最多となる3人のプレーオフに突入した。

 5位から出た石川遼(27)=カシオ=は1番のダブルボギースタートからミラクル復活を果たした。1番パー4で第1打を左ラフに曲げ、第2打はグリーン右奥ラフにオーバー。第3打もミスしてもグリーンに乗せられず、4オン2パットの痛恨のダブルボギーをたたいた。しかし、その後、3番、6番、7番、11番、12番、14番、17番でバーディーを量産。7バーディー、1ダブルボギーの65と石川らしい派手なゴルフでプレーオフに進出した。

 4打差11位から出た小平智(29)=Admiral=が1イーグル、4バーディーと64のビッグスコアをたたき出し、今年4月に日本男子5人目の米ツアー優勝を果たした実力を見せつけた。

 首位タイから出た韓国の黄重坤(26)=フリー=が3バーディー、1ボギーの68と手堅く回り、プレーオフに進出した。

 1打差の4位は藤本佳則(29)=国際スポーツ振興協会=。

 首位タイから出た堀川未来夢(みくむ、25)=Wave Energy=は難関の18番パー3で1・5メートルのパーパットを外し、惜しくもプレーオフ進出を逃した。ボギーパットも外し、ダブルボギーで通算6アンダー、2打差の5位に終わったが、最後まで大会を盛り上げた。「未来に夢を」という父の願いで命名された25歳は近未来に夢をつかむ可能性を示した。

 今平周吾(26)=フリー=は通算5アンダーで8位。先週まで賞金ランク2位につけていた南アフリカのショーン・ノリス(36)=JOYX=は通算1アンダーの16位に終わったため、今平が初の賞金王に輝いた。

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