親善大会で日本はタイに惜敗 古閑美保さん「悔しくて仕方ない」


ショットする小平智(右)。後方は女子主将で夫人の古閑美保さん

ショットする小平智(右)。後方は女子主将で夫人の古閑美保さん

 ◆ゴルフ 日タイ親善試合・アマタフレンドシップカップ最終日(23日、タイ・アマタスプリングスCC)

 シングルス12試合で競い、4ポイントを追う日本は6勝2分け4敗と勝ち越したが、通算ポイント13対15で地元のタイに惜敗した。

 勝負の行方は11番目で回っていた小平智(29)に委ねられたが、最後は世界ランク38位のアフィバーンラトが18番でパーセーブし、豪快なガッツポーズを見せつけられ、わずかに及ばなかった。ツアー通算32勝の尾崎直道・男子主将(62)は「こんなにいいゲームになるとは。みんなに拍手を送りたい」と選手たちの最終日の粘りをたたえた。一方、2008年賞金女王の女子主将・古閑美保さん(36)は「私は悔しくて仕方ない。(選手たちが)しっかり練習して来年に向けて頑張ってくれることを期待しています」と総括した。

 この日も1アップで競り勝ち、2日目までの男女ペアと合わせて4連勝を飾った原英莉花(19)は「すべてが初めてのことでしたが、一日一日を楽しく、負けずに戦えてよかった」と満足そうに話した。同じ黄金世代で4連敗を喫し、明暗を分けた形となった小祝さくら(20)は試合後に涙を流した。会見では「すごく足を引っ張ってしまって、悔しさしかない」と振り返った。

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