中高練習拠点クラブ理事長、全英V渋野日向子のドライバー飛距離異次元だった「中1で250ヤード」


 2打差の単独首位から出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算18アンダーで優勝した。海外メジャー初出場での大偉業で、日本勢では1977年全米女子プロの樋口久子以来42年ぶり2人目のメジャー制覇。プロ転向から1年、世界的に無名だった20歳が、安定したショットと強気のパットで後半2打差を逆転して一気に頂点をつかんだ。

 中高時代、渋野が練習拠点にしていた長船(おさふね)カントリークラブ(岡山県瀬戸内市)の宮脇彰理事長(82)は「シード権を、と思っていたら優勝とは…信じられません」と驚いた。記憶に残るのは「ドライバーの飛距離」といい「普通、中学生は最長で200ヤードくらいですけど、渋野さんは中1で250ヤードくらい飛ばして、周りのおじさんを驚かせていた。そんな女の子、見たことない。まあ、今も女の子ですけど…」。現在もメンバーに名を連ねるだけに、ジュニアを対象にした指導会を今後計画するという。

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