◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス第1日(6日、茨城・ゴルフ5カントリーサニーフィールド)
1998年度生まれの「黄金世代」の一人、臼井麗香(20)=ディライトワークス=が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの64で回り、首位と1打差の2位につけた。自称「派手」な女子プロは、自身初で世代10人目となる優勝へ意欲を見せた。同じ黄金世代の浅井咲希(21)=小杉CC=が自己ベストの63で首位。申ジエ(31)=スリーボンド=、イ・ミニョン(27)=Qセルズ=の韓国勢が、臼井とともに1打差の2位で続く。
海外メジャーのAIG全英女子オープン(8月)を制した渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が不在の今大会でも黄金世代が躍動している。8番パー4。臼井は残り117ヤードの第2打をピッチングウェッジで直接、カップにねじ込み、イーグルを奪うなどショットがさえ、同世代の浅井に次いで2位につけた。
先週のニトリレディスで予選落ちした後、日本女子オープン最終予選会に出場。34位で通過したが、疲労で練習ラウンドとプロアマ戦をキャンセル。ぶっつけ本番で臨んだ。「次のホールがどっちにあるのかも分からなかった」と苦笑い。それでも、目の前のショットに集中したことでツアー自己最高の64をたたき出した。
すでに黄金世代では9人がツアー優勝を果たしている。「10人目になりたい!」と、センチュリー21レディス(7月)の4位が最高の臼井は初優勝への意欲をみなぎらせた。派手なウェアも堂々とアピール。「みんな同じより、変な派手な子がいてもいいと思うんです」と快活に話す。黄金世代から、また、新ヒロインが飛躍しつつある。(竹内 達朗)