◆男子プロゴルフツアーダンロップ・フェニックス最終日 24日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71
大会主催者は24日、雷雲接近により最終ラウンド(R)の競技中止を発表。第1組が雷雲接近で2時間遅れの午前9時40分にスタートしたが、第4組まで出た午前10時16分に、上記の理由で一時中断していた。本大会は第3R終了時点で消化した54ホールの短縮競技となり、通算10アンダーで首位に立っていた今平周吾(27)=フリー=が今季2勝目。石川遼(28)=カシオ=は1オーバー34位タイで終えた。
石川は最終Rを午前9時55分に10番からスタート。10番パー4の第1打をフェアウェーに運び、第2打をピン手前5メートルにつけてバーディーを奪った。11番パー3の第1打をピン左奥4メートルのバーディチャンスつけて、グリーン上でマークをした所で、競技中止が決まった。「天候は仕方がないこと。受け入れるしかない。朝練習できたことと、4打だけでも打てたので、きょうはよかったと思う」とうなずいた。
賞金ランクは4位で今大会に入った。34位で今季獲得賞金を8817万2990円としたが、同6位で今大会に入った黄(韓国)が2位に入ったため、抜き去られて5位に後退した。ランク1位の今平周吾とは約6900万円に差は開いたが、まだ2戦あって、09年以来の賞金王へ望みはある。「まずは自分がいいプレーをするだけです」と気持ちを引き締めた。
第3Rはショットが好調で67をマーク。日本ツアーでは3戦9Rぶりのアンダーパーで回った。この日の4打も引き続き「いい感触」で打てたという。次週は2013年から所属契約を結ぶカシオ計算機が主催するホスト大会。「(カシオ計算機には)長年契約してサポートしていただいている。優勝を目指して頑張りたい」と力を込めた。