渋野日向子、連覇懸かる全英女子に向け「もしやるとなったら、かなり楽しみ」


リモート会見する渋野(提供写真)

リモート会見する渋野(提供写真)

 女子ゴルフの渋野日向子(21)=サントリー=が3日、資生堂アネッサレディス(今年は中止)の前年覇者としてリモート会見に登場した。約半年ぶり実戦となった先週の今季初戦、アース・モンダミンカップ(千葉)は1打及ばず予選落ち。試合後は関東に残って調整を続け、「終わってからは『オフにしてたことが無駄だったのかな』と発言してしまったけど、オフにやったことが今結果に出るんじゃなくて、もっとこれから先に(結果で)出したいという思いが出てきた。そんなに焦らなくてもいいのかなと。(6月27日以降は)練習やラウンドだったり、ずっとゴルフをしていました」とサバサバした表情で話した。

 国内女子ツアーは7月の全4大会が新型コロナウイルス感染拡大により中止。再開時期は最短で8月14~16日のNEC軽井沢72(長野)以降となっている。渋野の今後の日程は、連覇が懸かる8月20~23日のAIG全英女子オープン(英国・ロイヤルトルーンGC)の開催可否次第で流動的となっている。

 全英女子に向けては「私の中では、やる前提でと思っている。やってほしいと思っているので。全英に向けてまた新たに気持ちは前に向いています。試合がなかなかない状況で、もし全英がやるとなったら、かなり楽しみ。(アプローチなど)練習してきたことをそこでやったらどんな感じになるんだろう、試してみたいという思いが強い」と強調した。

 前週(8月13~16日)には米ツアーのスコットランド女子オープンが“前哨戦”として組まれており、渋野は「推薦がいただけるなら(出たい)。もし出られたらすごくありがたい。ぶっつけで全英に行くよりは、その試合で(風の強い海沿いのリンクスコースに対する)免疫をつけたいと思っているので」と、出場の可能性を示唆した。

 ◆渋野のアース・モンダミンカップVTR 112日遅れとなったシーズン開幕戦。初日は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、イーブンパー59位。5番で動かしたマーカーを戻し忘れ、プロ転向後初の2罰打を科されるミス。2日目は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で通算2オーバー71位。カットラインに1打及ばず、今季初戦でまさかの予選落ち。

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