畑岡奈紗12位「いい経験になった」20日開幕全英へ手応えつかんだ


 ◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン最終日(16日、英ノースバーウィック・ルネサンスクラブ)

 首位と6打差11位で出た畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が4バーディー、4ボギーの71で回り、通算1アンダーの12位で終えた。後半に巻き返し、20日開幕の今季初メジャー、AIG全英女子オープン(ロイヤルトルーンGC)に向けて手応えを得た。69と伸ばした野村敏京(27)=フリー=も12位。ステーシー・ルイス(35)=米国=が通算13勝目を挙げた。

 次週の全英と同様のリンクスコースで開催された“前哨戦”で、畑岡が得意のショットに好感触を得た。1番、2番を連続ボギーでつまずいたが、3番パー5で2オン2パットでのバーディー。18番パー4では残り163ヤードの第2打をピン約1メートル半に寄せてバーディー締め。「残念なスタートでしたけど、いいショットもあったので、来週につながる」とうなずいた。

 全英は18年から2年連続で出場し、いずれも予選落ち。海沿いでラフが長いリンクスについて「攻略しにくい」と苦手意識があった。そのため、コロナ禍によるツアー中断期間は「全英に向けた調整を一番メインにやった」。今大会でも「ピンの手前から攻めたり、いい経験になった」とリンクスを入念にチェック。日米通算8勝の日本のエースが、昨年覇者の渋野日向子に続く、自身初のメジャータイトルを目指す。

最新のカテゴリー記事