河本結の弟・力、自己最高の1差2位発進…姉から「早く米国に来い。頑張ってね」と激励


2番、ティーショットを放つ河本力(代表撮影)

2番、ティーショットを放つ河本力(代表撮影)

 ◆男子プロゴルフツアー メジャー第1戦 日本オープン 第1日(15日、千葉・紫CCすみれC=7317ヤード、パー70)

 初出場のアマチュア・河本力(20)=日体大3年=が5バーディー、2ボギーの3アンダー、67をマーク。「平均320ヤード」という規格外の飛距離を武器に、1打差2位とツアー自己最高位発進を切った。

 最終予選で敗退も、欠場者が出たため、繰り上がりでチャンスを得た飛ばし屋。183センチ、85キロの体格で12番の495ヤードのパー4はドライバーでかっ飛ばし、残り157ヤードから9アイアンで1メートルにつけてスコアを伸ばした。

 姉は“黄金世代”で、日本ツアー1勝の結(22)=リコー=。昨年3月、姉が初優勝した際はキャディーとして支えた。その姉から今大会前、電話で「早く米国に来い。頑張ってね」などと激励されて奮起。昨年の東建ホームメイトカップ37位が自己最高成績だが27年の赤星六郎以来、93年ぶり2人目のアマチュアVも狙える順位で初日を終えた。「来年、日本か米国の予選会を受ける予定」の逸材に、好機が訪れた。

最新のカテゴリー記事