結婚後、初めて日本の大会に出場するイ・ボミは結婚指輪を披露
◆女子プロゴルフツアー ＴＯＴＯジャパンクラシック（６～８日、茨城・太平洋Ｃ美野里Ｃ＝６５５４ヤード、パー７２）
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米国女子ツアーと共催で行われていたが、今年に限り日本ツアーの単独で無観客開催される。日本ツアー通算２１勝のイ・ボミ（３２）＝韓国＝が指定練習日の４日、会場入りし、日本ツアーでの仲間と再会を喜び合いながら、１０番からの９ホールの練習ラウンドで調整した。同コースでは２０１７年大会以来、３年ぶりの開催。１６年大会（４９位）に出場しており「回ったことのあるコースです。ゴルフの調子はまだまだなところはありますが、コースコンディションが良くて、早く試合がしたいな」と笑顔がはじけた。
コロナ禍で来日を見送り、永久シードを保持する母国の韓国ツアー８戦に出場した。その後、１０月中旬に来日。２週間の自主隔離を経て、昨年１１月のツアー最終戦、ＬＰＧＡツアー選手権リコー杯（５位）以来のツアー出場となる。「すごく日本に行きたかったし、早く試合に出たかったです。（来日後は）隔離もすごくしんどかった。早く隔離のない世界が来て欲しいなとも思いました」と素直な気持ちを語った。
昨年、韓国の人気俳優・イワンと結婚。主戦場の日本で試合に出場できない期間、母国での新婚生活では料理にも挑戦したという。「得意なメニューはまだないけど、テンジャンチゲやキムチチャーハンがおいしかったかも。火の加減とかは難しくて、最初はたくさん失敗もしました」と笑顔の“スマイル・キャンディー”。自動車の運転免許を取得したことも明かした。
日本ツアーで共闘した横峯さくら（３４）が今年９月に妊娠を公表した。また、横峯は妊娠７か月で今大会への出場することを決意。イ・ボミはこの日会場内で横峯と再会を果たし「さくらさんが妊娠…うれしいです」と祝福した。また、自身については「私も赤ちゃんは欲しいですけど、まだ勇気がない感じです（笑い）。ゴルフに集中して頑張ります」と話した。
日本ツアーの今季出場１試合目で、６日の初日はツアー通算４勝の渡辺彩香（２７）＝大東建託＝、同１勝の河本結（２２）＝リコー＝と同組で、午前９時３０分に１番からスタートする。