渋野日向子、今季初賞金&ボギーなしラウンドも「5点ぐらい」 バーディーパットが決まらず「情けない」


7番、もぐもぐタイムでシャインマスカットを食べる渋野日向子

7番、もぐもぐタイムでシャインマスカットを食べる渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック最終日(8日、茨城・太平洋C美野里C=6554ヤード、パー72)

 首位と9打差の28位で出た渋野日向子(21)=サントリー=が2バーディー、ボギーなしの70。通算6アンダーで30位とし、日本ツアーで今季初賞金となる116万1600円を獲得した。国内で昨年11月以来のボギーなしのラウンドだったが、内容は33パットで「(100点中)5点」と悔しさが上回った。66で回った申ジエ(32)=韓国=が19アンダーで今季2勝目。

 18番でピン奥から5メートルのバーディーパットを外し、パーで上がると渋野は苦笑いした。前半で2バーディーを奪うも、全9ホールでパーオンした後半はバーディーパットを一つも決め切れず「めっちゃ悔しい。本当に情けない。何回、繰り返すんだろうって」と自身へのいら立ちを並べた。

 ただ、ショットは上り調子。この日は2番以外の全ホールでパーオンし、昨年11月の大王製紙エリエールレディス(優勝)最終日以来のボギーなしラウンドにつなげ、「ショットが良かったからボギーを打つ要素がなかった。(100点中)5点ぐらい」と辛口にも評価した。

 今季初の日曜日の戦い。グリーン上で「イライラ」がたまる一方だったが、「リズムが早まった」2日目までの反省を生かし、この日はチョコボールなど計6度の“もぐもぐタイム”で冷静さを保った。

 次戦の伊藤園レディス(13日開幕、千葉)最終日(15日)に22歳の誕生日を迎える。「ラストサンデー…ポジティブにいかないとやっていられない」と21歳は必死に前を向いた。(宮下 京香)

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