エリエールレディス開幕前日 国内で初の連覇に挑む渋野日向子は「鼻毛を書いてもバレないかな?」と爆笑


11番、ティーグラウンドで笑顔を見せる渋野日向子(左は大里桃子) (カメラ・豊田 秀一)

11番、ティーグラウンドで笑顔を見せる渋野日向子(左は大里桃子) (カメラ・豊田 秀一)

 ◆女子プロゴルフツアー ▽大王製紙エリエールレディス練習日(18日、愛媛・エリエールGC松山=6545ヤード、パー71)

 昨年大会覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は18日、10番から9ホールの練習ラウンドなどで最終調整した。昨年大会は2打差7位から涙の逆転優勝を飾った大会。「去年よりも、グリーンの速さが若干ある。去年、ここでバーディーを取ったな、と思い出すところもあった。でも、特にいいイメージはないです」と苦笑い。グリーン手前に池のある510ヤードの17番パー5では第2打を2発、池に打ち込んだ。「まあ、池に入れる練習も必要かなと。練習で入れておけば試合で入らないと考えるので」と冗談交じりに笑った。 

 22歳の誕生日を迎えた前週の最終日後、地元・岡山県に帰省。好物のブリの照り焼きを食べた。「美味しかったです。父の皮までもらいました」と明かした。22歳のゴルフについては「去年よりも内容をすごく気にするようになったので。頭をしっかり使って、結果だけにとらわれずに、自分のやるべきことをやること」とうなずいた。

 新型コロナウイルスの影響で昨年優勝した2試合が中止となるなど今年、国内で初めてのディフェンディング大会を迎える。開催コースの周辺には、渋野の顔写真が入りの大会告知の旗が多数立っている。「あれだけ私の顔が書いてあって。クラブハウスまでに何人いるんやろ? 1本持って帰っても、鼻毛を書いてもバレないかな」と笑い飛ばした。「(同じく連覇に挑んだメジャーのAIG)全英女子オープンほどのプレッシャーはないですね。ゴルフに不安がある状態なので。去年のビッグスコア(67、70、66、66で通算19アンダー)を出せる自信は無い。(一日)2アンダー、3アンダーを目指して、パー5をしっかり取れるように」と自分に言い聞かせた。

 19日の第1ラウンドは午前8時30分に今季2勝の古江彩佳(20)=フリー=、盟友の大里桃子(22)=伊藤園=と同組でティーオフする。

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