渋野日向子は後半にかけてショット力増し安定…諸見里しのぶさんが初日振り返る


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第1日(19日、英国・カーヌスティ・ゴルフリンクス=6850ヤード、パー72)

 日本勢は7人が出場し、19年大会覇者の渋野日向子は初日、1イーグル、3バーディー、3ボギーの70。畑岡奈紗は3バーディー、1ボギーでともに70とし、2アンダーの11位で並んだ。女子プロゴルファーの諸見里しのぶさんは、渋野は後半にかけてショット力増し安定したと振り返った。

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 渋野選手の初日のプレーは、昨年の経験を生かして成長したところがたくさん見られました。今年はそんなに風は吹いていませんでしたが、難易度の高いカーヌスティ。前半はティーショットがぶれて、本調子ではないのかなという場面もありましたが、耐えるところをしっかり耐えました。難関のラスト4ホールに入る前の14番までにチャンスをものにしました。

 1番のチップインバーディーから流れを引き寄せ、11番のチップインイーグルも素晴らしかった。昨年後半、今年の4月から6月と米ツアーに参戦し、一つ一つの技術が上がっている印象です。特にグリーン周りからの、クッションさせて転がすアプローチがさえていました。また、冷静にコースマネジメントをしており、ラフからでもフルショットではなく、番手を上げてしっかりコントロールしてラインを出していました。

 まずはメジャーでの午後スタートをアンダーパーで回れたのは安心感につながります。ショットの方も、後半にかけて力強くなり安定してきました。とてもいいスタートだったと思います。(諸見里しのぶ=女子プロゴルファー)

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