◆女子プロゴルフツアー 21年メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 最終日(12日、茨城・静ヒルズCC=6680ヤード、パー72)
曇天の下、全競技が終了した。東京五輪銀メダリストで1打差2位で出た稲見萌寧(都築電気)がショット、パットともにすきのないゴルフを見せて8バーディー、ボギーなしのベストスコア64をマークした。
2019年の畑岡奈紗の大会最少ストローク記録(270)を1打更新する通算19アンダー(269)で、自身初のメジャー優勝&今季8勝目を飾った。「女子プロゴルファー日本一」の称号を手に入れた22歳は、今季獲得賞金も1988年のツアー制施行後2人目となるシーズン2億円を突破し、賞金ランク1位(2億572万9149円)にも浮上した。
19歳の西郷真央が4打差の2位。44歳の16年リオデジャネイロ五輪代表で、通算18勝の大山志保は14アンダーの3位だった。いずれも1998年度の「黄金世代」生まれの植竹希望が13アンダーの4位、通算5勝の勝みなみは12アンダーの5位に入った。2019年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子は3アンダーの25位。今季5勝の小祝さくらは2アンダーの30位で終え、賞金ランク2位に後退した。