池田勇太、ブリヂストン&日本オープンの得意大会2連戦へ弾みの2位「この辺で一旗揚げたい」


2番、ティーショットを放つ池田(カメラ・宮下 京香)

2番、ティーショットを放つ池田(カメラ・宮下 京香)

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 最終日(3日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 最終ラウンドが行われ、3打差の3位から出たツアー通算21勝の池田勇太(フリー)は5バーディー、2ボギーの68で回り通算12アンダーで今季2度目の2位となった。優勝したチャン・キム(米国)に2打及ばなかった。

 1番で約5メートルの下りのパットを沈めてバーディーを先行させると、3番まで3連続で伸ばした。だが、中盤の8番、11番でボギーをたたき、パー5の15番でバーディーを取りこぼしパー。その後はスコアを伸ばせずに終わり、「追いかける立場なのでバーディーを取れないと意味がない。そういうところでボギーで後退しているのはトップにプレッシャーもかけられないし、流れの持っていき方は全く納得できない」と悔しさをにじませた。

 今季ツアーでは今大会のほか、7月の日本プロ選手権で2位に入っているが、優勝には手が届いていない。2009年の日本プロで初Vを挙げて以降、11季連続で優勝を重ねているだけに、このままでは終われない。この後はともに2勝を挙げているブリヂストン・オープン(7日開幕、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)、日本オープン(14日開幕、滋賀・琵琶湖CC)と得意とする大会が続く。「ここ最近からすればいいゴルフだったのかもしれない。でもこの後はもっと詰めていかないと。特に来週、再来週は自分の好きなトーナメントが続くわけだし、やっぱりこの辺で一旗揚げたい」と気持ちを切り替えた。

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