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優勝した浅地洋佑をたたえる堀川未来夢(右)
◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 最終日(7日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)
2年ぶりの2勝目を目指した堀川未来夢(Wave Energy)は、2バーディー、1ボギーの71で回ったが、2打差の2位で優勝を逃した。パッティングのイップスに悩みながらもV争いを展開し「パッティングがぼちぼち打てた。昨日に比べてショットはよくなかったけど耐えられた方じゃないですかね。割と先が明るいのでやっていて楽しい」と充実した表情で振り返った。
2019年末ごろからパッティングの不調に苦しみ、思うようなプレーができていなかった。しかし、前日は全体2位のパット数でスコアを9つ伸ばして首位に急浮上。長いトンネルを抜け出し、いつも笑顔を絶やさぬ堀川の表情がさらに晴れやかになった。
最終日に勝負所で決めきれなかったことを悔やんだものの、ストローク中に右腕が思うように動かないなどの症状は収まりつつある。「完成度は70、80%ぐらい。これを続けていければいい感じになるんじゃないですかね」と手応え十分。2勝目に向けて再び歩みを進める。