◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ▽ダイキンオーキッドレディス 最終日(6日、沖縄・琉球GC=6590ヤード、パー72)
20歳の大器・西郷真央(島津製作所)が、悲願のツアー初優勝を飾った。5打差8位から出て、6バーディー、1ボギーのこの日ベスト67で通算10アンダーとして逆転。ルーキーシーズンの昨季は2位が7回と惜しい戦いが続いたが、見事に“シルバーコレクター”を返上し、最終日に失速した昨年大会のリベンジにも成功した。首位タイで出た黄アルム(韓国)が1打差2位となった。
◆西郷に聞く
―今日はどういう気持ちでプレーした?
「優勝は意識しなかった。トップも伸びていなかったので、後半は取りこぼしがないように伸ばしていけたらと思った」
―4日間最少の24パットと小技が好調だった。
「16番も17番も普段入る距離ではないが入ってくれた。これまで3日間、惜しいパットがあった分、運が回ってくればいいなと、変えずにやった」
―海外を目指したいと思ったのは?
「小学生でプロになりたい、世界で戦える選手になりたいと思った」
―ジャンボの祝福談話が会見で読み上げられた。
「先輩の(原)英莉花ちゃんも優勝された時、ジャンボさんからコメントをもらったというニュースを見た。自分も早くコメントをもらえるように優勝したかったので、すごくうれしい」
師匠・尾崎将司の祝福コメント「西郷(せご)どん、優勝おめでとう。何と言ってもゴルフに対する考え方や取り組み方が優等生で、プロの中でもゴルフ頭脳はトップではないかと思う時がある。今回の優勝では2位にはない副賞がたくさんもらえる喜びを知っただろう。早めの2勝目を期待する」